このブログは、『暮らしを少しでも進歩させるネタ』をいろんな角度から探しては紹介しよう、というコンセプトで運営しています。
今回は、家電製品に関するネタです。使っていたものが壊れたんで、前と同じぐらいの値段のヤツで買い替えたら、「そうそう!そうあって欲しかってん」て思えたという内容です。なんじゃそら。
一家に一台は確実にあるはずだ!髪を乾かすヘアドライヤー!
あなたは、ヘアドライヤーを買うときって、何を重視して選びました?機能?価格?
今回、私はシャープのヘアドライヤー(IB-MP9)を選択しました。その購入にあたって、どのような点を重視したか、そのほか気を付けたポイントは何か、といった内容をシェアしたいと思います。
ドライヤー購入前に検討したポイント
数年、使用していたドライヤーから少し異臭がしました。おおお、使うのん、ちょと怖い。
その数日後、焦げたような匂いを放ち、ドライヤーが完全に動かなくなりました。ほら、言わんこっちゃない。しゅうぅううぅううぅう(ザコシショウ談)
ドライヤーは毎日使うものなんで、至急買い替えを検討することになりますわ。妻や娘からブーブー言われますわ。
私にとっては『たかがドライヤー』なんですが、妻や娘にとっては割と重要アイテムのようです。ということで、「君たちはドライヤーに何を求めるんだい?」と上腕二頭筋を魅せながら活舌よく聞いてあげると、無表情で『風量は絶対!あとできたら温風・冷風が自動で変わるやつ』と。
過去に風量が出ないドライヤーを使っていた時期があって、なかなか髪が乾かないことに対して、イライラしたことがあるという経験からだそうです。つい先日、壊れてしまったパナソニックのドライヤーは、風量的には問題なかったのに。惜しい。
ということで、『風量』を最重要ポイントに設定して、ドライヤーの実物を見に家電量販店へ行きました。予算は、壊れちゃったパナソニックのドライヤー(Panasonic EH-CNA99)と同じくらいで2万円に設定。
家電量販店でドライヤーの現物を充分にチェックする
家電量販店には、ホントいろんなドライヤーがところ狭しと並んでます。今回の予算としては2万円前後に設定したので、割とすぐにある程度の絞り込みができます。
しかも、どうしても大手家電メーカーに目がいっちゃうんですよね。今回のドライヤー探しは、パナソニックとシャープが最終候補に残りました。
私のご近所のケーズデンキさんでは、実際にドライヤーを動かせる機種は、固定の3種類だけでした。でも、ここで諦めてはいけませんぞ。
私はまず、各社のドライヤーのカタログを見比べて、風量がすごそうな機種を2~3種類に絞り込みました。そして、それから店員さんをナンパします。
「すみません。ちょっと今いいです?ドライヤーなんですけど、実際の動作音やドライヤーからの風量のチェックをして、買うやつを決めたいんですわ。」
すると、素敵な店員さん!OAタップを持ってきて、どのドライヤーでも電源を取れるようにしてくれたんですよ。もう、ダイスキ!客の要望に対して迅速に対応してくれる良いお店!サービス業の鏡ですわ。
そして最終的に私が絞り込んだのは、次の2機種です。参考までに、今回壊れちゃったドライヤーも、【参考】として下表の最右にエントリします。
候補1:シャープ IB-MP9 | 候補2:パナソニック EH-NA0E | 【参考】パナソニック EH-CNA99 | |
風量 | 約1.8m³/分(ターボ運転時) | 約1.3m³/分(ターボ運転時) | 約1.3m³/分(ターボ運転時) |
温風温度 | 約115℃(ホット/ドライ運転時 室温30℃) | 約125℃(ホット/ドライ運転時 室温30℃) | 約125℃(ホット/ドライ運転時 室温30℃) |
モード | HOT/WARM/SCALP/COLD/BEAUTY | HOT/CARE/SCALP/COLD/SKIN | HOT/CARE/SCALP/COLD/SKIN |
サイズ | 高さ209×幅84×奥行243mm | 高さ226×幅92×奥行226mm | 高さ227×幅90×奥行210mm |
重量 | 約580g | 約580g | 約575g |
価格 | 18,050円 | 22,800円 | 購入当時 約20,000円 |
発売時期 | 2020年8月 | 2020年8月 | 2017年9月 |
これまで使っていたパナソニックのEH-CNA99で機能的には充分!ただ、買ってからたった3年ぐらいで壊れちゃった点で、YouはShock!食らいました。といいつつもMの気たっぷりで、これと同等のパナソニックEH-NA0Eを第一候補として考えちゃう。別にパナソニックの回し者ではないですよ。
今回の買い替えケースは、『使い勝手があまり変わらない』というのが魅力に感じられました。パナソニックEH-NA0Eの『風量』スペックはEH-CNA99同等の約1.3m³/分。
ということで、買い替えの検討ポイントは『風量』で1.3m³/分以上の実力を持つものであること。そして、その条件で見つけたのがシャープのIB-MP9です。カタログスペックでは風量約1.8m³/分とありました。
この『1.3m³/分』と『1.8m³/分』が、どれっくらいの違いがあるのかが知りたい!
で、ステキな店員さんに用意してもらった電源をお借りして、店内で実際に2つのドライヤーの電源を入れてみました。
パナソニックEH-NA0Eの電源をON!ブゥオオーっと風が出てきます。そうそう。こんな感じ。今まで使っていたドライヤーとほぼ同じ感触。
次にシャープIB-MP9の電源をON!ブゥオオオオーっと風が出てきます。うわっ!すごっ!第一印象で風の強さの違いがハッキリわかりました。活字で表現できないのが残念。
『風量』は確実にパナソニックEH-NA0Eよりも強いし、見た目のデザインもシャープのIB-MP9の方が好みでした。パナソニックのドライヤーはなんかボテっとした形のイメージがあったんですよ(おおお、見事なツンデレ)。それでいて、価格はパナソニックよりも安い!
以上をもちまして、シャープのIB-MP9を購入することに決めました。ぱっぱらー
シャープのドライヤー(IB-MP9)の機能をレビュー
風量アップの効果は?
私の使用感レビューです。髪の毛を乾かすのにパナソニックEH-CNA99で約5分かかっていたのが、シャープIB-MP9では3分半~4分程度になりました!ドライヤーを使用する時間が2~3割減らすことができたんですよ。
自由に使える時間を増やせるのはとっても良いことです。上の例では、ドライヤー1回あたりにせいぜい1分半自由時間が増えるだけですが、『ちりも積もれば』ですよ。
動作音の大きさは?
主観的には、前まで使っていたパナソニックのEH-CNA99とあまり大差がない感じ。客観的にも、あまり変わらない結果でした。騒音測定アプリで『うるささ』を測定したんですよ。使った騒音測定アプリはこちらです。直感で操作できて、めっちゃ便利です。
ちなみに、騒音の大きさの目安については下のような感じです。
[ 騒音の大きさの目安 ]
- 20dB…雪の降る音、木の葉の触れ合う音
- 40dB…図書館内、閑静な住宅地の昼
- 60dB…普通の会話、デパート店内
- 80dB…救急車のサイレン(直近)、パチンコ店内
- 100dB…電車が通るガード下、地下鉄構内
- 120dB…飛行機のエンジン(直近)、落雷(直近)
ここで、dB(デシベル)って何?について、ちょこっと説明します。興味なければ、下のはてなボックスはスキップしてください。
騒音にdB(デシベル)が使われる理由は、人が小さな音から大きな音まで感じることができる、つまり、人が感じることのできる音の強さ(大きさ)の範囲がとっても広いことからきてます。
それに、小さい音の範囲では小さな音の大小の違いが判るけど、大きい音の範囲では大きな音の大小の違いしか判らんという特性なんですよね。
例えば、静かな部屋で、小さな2つの音A1とB1を鳴らして、仮にA1の方が音が大きいと判ったとするでしょ。その2つの音の差を、飛行機のジェットエンジンの音A2とB2で作った場合は、厳密にはA2の方が大きいけど「どっちもうるさいワン!」で終わってしまうんですよ。違いなんて判らない。
1と100は、100倍なんですごく違うけど、10001と10100ってなると、2つの数の差は同じ99だけど大差ないな、みたいに感じるでしょ。これをdBで考えると、1と100は100倍なので20dB、10001と10100は1.0098倍なので0.0085dBになります。人の感じ方と似てるでしょ。
式はあまり書きたくないですが、『騒音の大きさ[dB]=10 x log (測定音/基準音)』になります。logの底は10です。測定音が基準音の100倍なら20dBになります。
で、騒音のdBっていうのは、人間が聴きとれる一番小さい音を基準にして、その基準音から何倍強いのかを計算したものなんです。
なので、雪の降る音20dBは基準音の100倍の強さ、図書館内40dBは基準音の1万倍(雪の降る音とは20dB違うので雪の降る音の100倍)の強さとなり、飛行機のエンジンまでいくと120dBなので、基準音の1兆倍の強さになるわけです。
dB(デシベル)という単位を使うことで、1~1兆までのとてつもなく広い範囲を、1~120というスケールに収めることができるんですよね。これがdBという単位を使うメリットといえます。
ごめんなさいね。だいぶ話が脱線してしまいました。
ここで言いたかったのは、今回、購入したシャープのドライヤー(IB-MP9)は、今まで使っていたパナソニックのドライヤー(EH-CNA99)と『音の大きさ』は同じぐらいやなと、店頭で感じてましたが、実際に動作音を測定しても大差なしでしたわ、ということです。
したがいまして、風量はめっちゃ凄くなったけど、動作音の大きさはそれほど変わらなかった、という好ましい結果になりました。
これは参考レベルです。手元のスイッチで風量を3段階に切り換えることができるのですが、それぞれのモードでの騒音レベルを測定したのが上の図です。『SET』モードは『DRY』『TURBO』と比較すると約10dB静かになりますね。
付加価値機能は?
ビューティーモード搭載
この『ビューティーモード』が、風量以外にリクエストのあった『温風と冷風を交互に髪にあてることができる機能』です。前に使っていたパナソニックのドライヤーでも、この機能が付いていて、妻、娘は使っていたと。なんでも、キューティクルを引き締めて、髪のツヤをあげるのに役立つそうです。私は一回も使ったことない。。。
このドライヤーは、周辺の温度を検知することで、熱すぎず寒すぎない適度な風の組み合わせを選んで、温風・冷風を自動で切り替えてくれます。なかなか芸が細かい。
BEAUTYボタンを押すだけのワンタッチで、このモードでの運転に切り替わりますよ。
多彩なモードを使ってサロンの仕上がりを
ビューティーモードで自動で切り替わる4種類の温度の風を、手動で切り替えることだってもちろんできます。上図のように温度を段階的に高温から低温に変えていくことで、髪と頭皮をいたわりながら美しく仕上げることができるとのこと。
最後の仕上げは、冷風でキューティクルを引き締めるのがオススメみたいですよ。髪のうるおい感アップにつながるそうです。私は『HOTモードで速乾』一択ですが。たまにCOLDボタンに指が当たってしまって、イイイぃーーーーってなることがあります。私のドライヤーの持ち方が悪いのかな。。。
プラズマクラスターイオンで髪にうるおいを
シャープ製品といえば、プラズマクラスターですよね。ヘアドライヤーIB-MP9にも、しっかりとプラズマクラスター発生機能はついてます。
パナソニックのナノイーと違って、マイナスイオンだけでなくプラスイオンも同時に発生できるプラズマクラスターは、その2種類のイオンが髪の表面に水分子コートを形成して、うるおいを保つのに貢献するんです。ライトニングッ プラズマーーー!
おまけ
ネイチャーテクノロジーって知ってます?
大自然に存在する構造を技術に応用することです。ひっつき虫のフック構造を利用したマジックテープなんかも、その例の一つですね。マジックテープ、ひっつきますよね。
実はこのヘアドライヤーIB-MP9もネイチャーテクノロジが入ってるんです。それはどこかというと、ドライヤーのファンです。ファンの形状に、水平飛行で鳥類最速のアマツバメの翼の形を利用してるんです。高速の風を生み出す要素の一つとされてます。
まとめ
今回は我が家のヘアドライヤーの選び方をはじめ、シャープのヘアドライヤー(IB-MP9)の機能等をレビューしました。
ヘアドライヤーを選ぶときは、『何を重要視するか』をハッキリさせてから、家電量販店へ行って実物を見て決める、という手順をオススメします。『風量が大きいもの』とか、『デザイン』とか、『動作音が静か』とか、『とにかく価格』とか、いろんな中から2つぐらい重要視する要素を事前に考えておくことで、選び易くなりますよ。
我が家は、第一に『風量』、第二に『温風・冷風を交互に出す機能』でした。実際に家電量販店に足を運んだとき、割とすぐに絞り込みができました。
シャープのIB-MP9の風量はとても気に入ってます。もちろん、家電量販店で実際にドライヤーのスイッチを入れさせてもらって、その風の強さを確認した上で購入してます。インターネットでポチって買うのもいいですが、家電量販店等で現物をきちんと確認してからにしたいですね。
ヘアドライヤーは、毎日使うものです。よ~く現物を確認して、充分に納得した上でゲットしましょう!