スマホ通信費を年間で10万円安くした方法を紹介

  • 2020年7月6日
  • 2022年9月23日
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今回は、通信費用削減の節約ネタです。

あなたは、スマホの通信キャリアってどこを使ってます?ドコモ?au?それともソフトバンク?そして、一カ月でどれくらいの通信容量を使ってます?

私はドコモを使ってたんですが、通信費用が結構高かったんですよね。しかも、家ではパソコンのインターネット回線契約でとばせるwifiを使えたんで、ドコモの通信は一カ月3GBを超えることがなかったんですよ。これって、私的にはすっごくもったいない契約になってたんですよね。

ちなみに、あなたは次の条件に当てはまります?

  • 通信速度が多少遅くても通信費用が安いのなら、そっちの方が良い
  • ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアとスマホの契約してるけど、実は通信容量はそんなに使っていない
  • 最初に大手キャリアと契約してから、一度も通信費の見直しをしていない

実は私、上の3つの条件をすべて当てはまってたんです。スマホ2台とケータイ1台で我が家の通信費は毎月15,000円ほどかかっていて、安くしたいなぁと2017年5月に見直したんです。結果としては、スマホ3台の構成にしてもひと月で9,300円安くなり、年間では10万円以上の通信費削減に成功しました。

この記事では、実際に我が家で行ったスマホ契約の見直し内容を、具体的な金額を交えて説明します。

上述の3条件のうち1つでも当てはまる方は、ここで紹介する方法を一度検討してみる価値はあると思います。我が家の例ではスマホ1台の端末購入を含んでますので、スマホ端末の購入が必要でない方は、我が家よりも通信費用をより安くできる可能性もあります。

[↓2021年9月1日追記]

大手キャリアも、格安Simに匹敵するプランを2021年4月からサービス提供してきています。価格優先で考えるとやはり格安Sim.ですが、大手キャリアのままプランを変更することで大幅に通信費を削減できることも事実です。

この記事では、大手キャリアから格安Simに変更することで、どれぐらいの節約ができたかを紹介します。通信各社が導入してきた新プランについては、別記事にて紹介していますので、良ければ併せてどうぞ!

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新プラン、新顔、登場

大手通信キャリアから格安Simに乗り換えて通信費を安くする

スマホ端末とSimカードを並べて配置

我が家では大手キャリアから格安Simに変更することで、1年間で10万円以上の通信費用削減を達成できました。本記事の冒頭に挙げた3つの条件に当てはまる方は、この記事で紹介する内容を一度検討してみてはいかがかと思います。

格安Simって何よ

格安Simがどういうものなのか、というところから説明しますね。文字通りですが、格安Simは格安の料金で利用できる通信サービスです。仮想移動体通信事業者(MVNO)が格安Simを使ったサービスを提供しています(以降、格安Sim会社って書きますね)。なんで通信費が安いの?ドコモ、au、ソフトバンクといった大手通信キャリアと何が違うの?

大手通信キャリアは、自分たちでアンテナや基地局を建てたりして通信設備に費用がかかります。これが通信費にものっかってきます。これに対して、格安Sim会社は大手通信キャリアの回線を借りてサービスを提供してるんです。なので通信設備コストがかからない。その分、安くなる!

あれ?じゃあ、大手通信キャリアにメリットないじゃん。表面上はそう見えます。これには、「国民にいろんな通信サービスを安く提供していく」という国の政策が背景にあるんです。大手通信キャリアは回線を貸して通信会社を増やすことで、不当な価格設定にならないようにすることや、いろんなサービスが生まれることに協力してるんです。

ただ、大手通信キャリアは自分の通信回線を他社に貸してはいますが、通信パイプの太さに制限はかけてます。1本の通信の能力は大手通信キャリアも格安Sim会社も同じですが、何本まで同時にその能力を保てるかが違う、大手通信キャリアの方が同時処理できる本数が多い、というイメージですね。

なので、通信が混み合う時間帯は格安Sim会社のスマホの通信速度は遅くなる可能性が高いです。まぁ、通信回線の面倒を大手通信キャリアが見てくれているわけなので、そこは理解してあげるべきですね。

あと大きく異なる点としては、大手通信キャリアは全国にショップを展開しているのに対し、格安Sim会社の店頭は大都市に限ってます。ショップの運営費を削減して、その分通信費を安くしています。とはいっても、ネットで契約できたり、質問もできたりするので、サポートについて私はぜんぜん困っていません。

格安Simのデメリットは何よ

格安Simのメリットは『通信エリアは大手通信キャリアと同じなのに通信費を格安にできること』というのはわかった。じゃあ次に、デメリットとしては何があるの?という話になりますよね。主なものとしては次の3つかと思います。

  1. 通信速度が遅くなる時間帯がある
  2. 大手通信キャリアのメールアドレスが使えなくなる
  3. LINEのID検索ができない

この中でも格安Simのデメリットは、ほぼ①の通信速度に尽きるのではないでしょうか。朝、夕方のラッシュ時やお昼休み時といった、みんなが一斉にスマホを使ってアクセスが集中するときは通信速度が望めないです。この点がそれほど気にならないのであれば、断然格安Simに乗り換えるべきです。

外出時でも基本、動画を見まくる人はアクセスが集中する時間帯はツラいかもしれませんね。ちなみに、格安Sim会社の一つ『mineo(マイネオ)』は解約違約金0円なので、乗り換え候補としては選びやすいと思います。

②のキャリアメールが使えなくなることについては、あなたが何かのサービスの登録メールアドレスにキャリアメールを使っていた場合、その登録メールアドレスの変更をしなくちゃいけなくなりますが、これは一時的にその時だけ面倒くさいだけです。Googleやyahooのフリーメールアドレスを使っている方は、この問題にはまったく影響を受けないです。

③のLINEアプリでのID検索ができないことについては、LINEで友達を登録するときに影響します。ただ『その友達のIDを検索して友達登録をする』という手順ができないだけで、他の方法で友達登録はできます。お互いの端末を振り合う『ふるふる』や、発行したQRコードを読み取ってもらったりすることで代用できます。

なので、『アクセス集中時の通信速度が低下すること』と『通信費用を安くできること』とを比べてみて、格安Sim会社に乗り換えるかどうかを決めれば良いかと思います。私の場合は外出時に動画を見まくったりしないので、『アクセス集中時の通信速度の低下』はほとんど気になってません。

格安Simってなんぼですの?

では次に、格安Simは月額いくらかかるかについて見ていきましょう。私が利用しているmineo(マイネオ)を例として紹介します。2020年7月時点での料金表(税抜価格)はこちらです。音声通話とデータ通信を契約するデュアルタイプの月額料金表になります。

データ容量au回線プランドコモ回線プランソフトバンク回線プラン
500MB1,310円1,400円1,750円
3GB1,510円1,600円1,950円
6GB2,190円2,280円2,630円
10GB3,130円3,220円3,570円
20GB4,590円4,680円5,030円
30GB6,510円6,600円6,950円

ちなみに私は通信容量3GBのドコモ回線プランを契約しているので、スマホ1台につき月額1,600円(税抜)の通信費用でスマホが使えています。今年、子供用に更に1台追加したので、スマホ4台で月額6,400円(税抜)ですね。音声通話はほぼLINE電話を使ってるので、追加の電話料金はほぼ0ですし。

家族4人ともmineoユーザで、そのうち3人はかれこれ3年以上使ってますが、「通信遅すぎてやっとれん!他社に乗り換えたい!」といったクレームはないです。私自身、昼休憩時にネットが重たいなと思ったことはありますが、特に不満はないです。ていうか、大手通信キャリアさんから乗り換えて安くできた通信費用に大満足です。

こんなに安くて大丈夫なん?って考える方もいてると思いますが、大丈夫です。インターネット、通話、LINEなどのアプリも大手通信キャリアと変わりなくできますし、利用できるエリアも大手と同じ。別途手続き費用(3,000円程度)はかかりますが、今使っている電話番号もそのまま使えます。

スマホ端末自体についても、今まで使っていたものをそのまま使うことができます。mineo(マイネオ)のSimカードに差し替えるだけです。もちろん、スマホを持っていない方はスマホ端末を同時に購入することも可能です。この場合、通信費用に端末代金を上乗せする形で支払うことになります。

我が家の場合、1台はスマホ端末を購入したので、最初の2年間は月額基本料金から端末代金分として月額1,000円の追加がありました。mineo(マイネオ)で購入できる端末の種類は結構豊富で、iPhone11も買えますよ。未使用品の中古扱いのiPhone11が月額3,320円の24回払い(一括なら79,680円)です。

その他mineoの特徴としては、使わなかったデータ容量は翌月に繰り越しでき、それを家族や友達に分けてあげることができます。また「フリータンク」といって、全mineoユーザで共有のパケットタンクがあって、データ容量余った人はタンクへ寄付、足らない人はタンクからありがたく頂ける、といったサービスもあります。なので、ひと月3GBのプランの方でも1GBを追加でもらえたりするわけです。

逆に、mineoで「できなくなること」としては、~@docomo.ne.jpといった大手通信キャリアが提供していたメールアドレスは使えなくなります。これはどこの格安Sim会社でも同じです。あとLINEで友達登録する時にID検索はできないので、「ふるふる」や「QRコード」で登録してくださいね。

mineoのサポートについてですが、電話でのサポートはもちろん、インターネットのWEBチャットでの問い合わせも可能です。私個人的にはコレ気に入ってます。レスポンスが早いんですよね。ちょっとでも気になることがあれば、チャットで聞いてみたらいいです。親切に答えてくれますよ。mineoのホームページからチャットできます。

ここまで読んでいただいて、少しでもmineoに興味を持たれた方。mineoの契約は簡単です。私はmineoのホームページから契約しました。インターネットだけで契約可能なんです。mineoの店舗が近くにある方はもちろん店舗でも契約可能です。申し込みには、本人名義のクレジットカード、本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)、MNP予約番号(電話番号を変えない場合)が要りますので、事前に準備されれば良いかと思います。

もしmineoに契約を決めようと思われた方は、本記事の最下段の『お問い合わせ』からその旨をお伝えいただければ、ささやかながらmineo紹介コードをお渡ししますよ。音声+データのデュアルタイプ契約される方に限定されますが、1,000円分の電子マネーがもらえます。

mineo(マイネオ)

我が家で行ったスマホ通信費を年間で10万円やすくした方法

mineo契約後に届くユーザガイド

2017年5月に実施した我が家のスマホ契約見直し事例

2017年5月に我が家は、ドコモからmineoに乗り換えました。端末はスマホ2台+ガラケー1台からスマホ3台に変更です。このときの乗り換え前後の通信費用を次に示します。

変更前
(ドコモ)
変更後
(マイネオ)
スマホ 2台[基本料金]月額5,400円
[オプション]月額9,500円
[割引]月額1,000円
[基本料金(3GB)]月額3,200円
ガラケー1台⇒スマホ1台[基本料金]月額1,200円[基本料金]月額2,600円
合計月額15,100円月額5,800円

変更前のドコモでの契約内容としては、スマホ2台について「カケホーダイ」プランの基本料金が月額5,400円で、「シェアパック10」というパケットオプションに月額9,500円が必要でした。割引としては長期契約のメリットである「ずっとドコモ割」で月額1,000円引いてもらってました。

また、ガラケーも1台契約していて、カケホーダイライトプランの基本料金が月額1,200円でした。スマホ2台とガラケー1台の合計として、月額15,100円を支払っていたことになります。

変更後のマイネオでの契約内容としてはスマホ3台で、そのうち1台は端末購入しました。3台とも「ドコモ回線の3GBプラン」を選択し、端末購入なしの基本料金月額1,600円が2台と、端末購入ありの基本料金月額2,600円が1台で、合計として月額5,800円の支払いになりました。

ということで我が家の例では、ひと月当たり15,100円かかっていた通信費用が5,800円になったので、月額9,300円安くできたんです。年間にすると、111,600円となり軽く10万円を超える通信費の削減です!

2020年7月時点のスマホ契約見直し例

2020年7月時点にドコモからmineoに乗り換えた場合についても、同様に見ておきましょうか。下に一例を挙げておきます。

変更前1
(ドコモ ギガホ)
変更前2
(ドコモ ギガライト)
変更後
(マイネオ)
スマホ 3台[基本料金] 月額20,940円
[割引] 月額3,000円
[基本料金(3GB)] 月額12,450円
[割引] 月額3,000円
[基本料金(3GB)] 月額4,800円
合計月額17,940円月額9,450円月額4,800円

スマホ3台をドコモからマイネオに乗り換えるケースで検証してみます。変更前としてドコモの「ギガホ」プランと「ギガライト」プランの2種類で考えます。「ギガホ」は30GBまで高速通信可能なプラン、「ギガライト」は7GBまで使った通信量に応じて料金が段階的に決まるプランです。

まず、ギガホプランはスマホ1台あたりの基本料金が月額6,980円で、3台にすると月額20,940円になります。3台ともドコモということで「みんなドコモ割」という月額1,000円の割引が1台ごとに適用されます。よって、スマホ3台で月額17,940円の通信費用になります。

次に、ギガライトプランですが、3GBの通信をしたとしてスマホ1台あたりの基本料金は4,150円、3台で月額12,450円です。ギガホプランと同様に「みんなドコモ割」が効いて、3台で3,000円の割引が受けられます。こちらは、スマホ3台で月額9,450円の通信費用です。

最後に、マイネオの3GBプランですが、スマホ1台あたりの基本料金は1,600円ですので、3台では月額4,800円の通信費用となります。ドコモのギガライトプランのほぼ半額という感じですね。

ということで、ドコモのギガライトプランからマイネオ(3GB)に乗り換えた場合は月額4,650円の節約になり、年間で考えると55,800円の通信費用削減になるんですよ。大手通信キャリアも2017年当時の料金プランと比較すると低価格にはなってきてますが、それでも年間5万円以上節約できますよ。

また、ドコモギガホプランからマイネオ(3GB)への乗り換えなら月額13,140円安くなり、年間157,680円の通信費用削減になります。30GBのデータ通信を実際にされているのであれば乗り換えメリットは薄いですが、『実は1か月3GBのデータ通信容量で足りている』というギガホプラン契約の方は、だいぶもったいないです。大幅に通信費用を安くできますよ。

[↓2021年1月10日追記]

政府のテコ入れもあって、各通信会社において料金の見直しがされています。大手キャリア(ドコモ、ソフトバンク)においても、2021年3月から20GBの通信量で月額2,980円のプランを提供することが発表されてたりと。

ただ、『通信費用を安く』を最優先に考えるのであれば、やはり格安Sim会社を選択するのが良いかと思います。通信量20GB欲しいって方は、まもなく提供される大手キャリアの月額2,980円プランが良さげです。

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新プラン、新顔、登場

まとめ

スマートフォン

本記事では、私が実際に契約しているmineo(マイネオ)という格安Sim会社を題材に、格安Simを使うことのメリットとデメリットを紹介しました。

我が家ではドコモからmineoに乗り換えることで、年間10万円以上の通信費用を安くできました。低価格がメリットですね。一方、デメリットは朝夕のラッシュ時や昼休憩時の通信が混み合う時間帯で、通信速度が遅くなることがあるということ。

とはいっても、私のような外出先で動画を見まくったりしないユーザは、それほどストレスを感じないのではないかと思います。私個人的にはほとんどストレスを感じてませんよ。

データ容量については、家では家のネット環境(Wifi)を使ってるので3GBプランで私には十分です。先月分の余ったデータ容量は繰り越せるので、月末になっても3GB以上余ってる感じです。

『混雑時の通信速度』これが気にならない方は、大手キャリアから格安Simへの乗り換えを検討してみる価値がありますので、一度通信費用がどのくらい安くなるのかを見積もってみてはよいかと思います。

mineo(マイネオ)

 

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